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スライドの植物の越中万葉歌

※番号は万葉集の歌番号です


おみなえし

3943番   秋の田の 穂向き見がてり 我が背子が ふさ手折り来る をみなへしかも
3944番   をみなへし 咲きたる野辺を 行き廻り 君を思ひ出 た廻り来ぬ


もみち
※万葉の時代には、紅葉した葉を「もみち」(「ぢ」と濁らない)といいました。

4222番   このしぐれ いたくな降りそ 我妹子に 見せむがために もみち取りてむ
4223番   あをによし 奈良人見むと 我が背子が 標けむもみち 地に落ちめやも



4199番   藤波の 影なす海の底清み 沈く石をも 玉とぞ我が見る
4200番   多胡の浦の 底さへにほふ 藤波を かざして行かむ 見ぬ人のため


椿
4152番   奥山の 八つ峰の椿 つばらかに 今日は暮らさね 大夫の伴


かたかご(カタクリ)
4143番   もののふの 八十娘子らが 汲くみまがふ 寺井てらゐの上の かたかごの花



※万葉の時代には、梅は白梅しかなかったようですが…。
4041番   梅の花 咲き散る園に 我れ行かむ 君が使を 片待ちがてら
4134番   雪の上に 照れる月夜に 梅の花 折りて送らむ はしき子もがも


すすき
4016番   婦負の野の すすき押しなべ 降る雪に 宿借る今日し 悲しく思ほゆ


やまたちばな(ヤブコウジ)
4226番   この雪の 消残る時に いざ行かな 山橘の 実の照るも見む


ほよ(ヤドリギ)
4136番   あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは 千年ほくとそ



4249番   石瀬野に 秋萩しのぎ 馬並めて 初鷹猟だに せずや別れむ
4252番   君が家に 植ゑたる萩の 初花を 折りてかざさな 旅別るどち



4077番  我が背子が 古き垣内の 桜花 いまだ含めり 一目見に来ね
4151番  今日のためと 思ひて標し あしひきの 峰の上の桜 かく咲きにけり



なでしこ
4010番  うら恋し 我が背の君は なでしこが 花にもがもな 朝な朝な見む
4070番  一本の なでしこ植ゑし その心 誰れに見せむと 思ひ始めけむ


やまぶき
3968番  鴬の 来鳴く山吹 うたがたも 君が手触れず 花散らめやも
3971番  山吹の 茂み飛び潜く 鴬の 声を聞くらむ 君は羨しも


ぬばたまの花(ヒオウギ) 
※万葉の時代には、ヒオウギの実を黒いので「ぬばたま」といったようです。
3955番  ぬばたまの 夜は更けぬらし 玉櫛笥 二上山に 月かたぶきぬ
3988番  ぬばたまの 月に向ひて 霍公鳥 鳴く音遥けし 里遠みかも


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