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7 (画面を静かに流動させながら) 美しい夜の伏木港 庄川と、小矢部川が銀の帯のように光っていますね。 この庄川と小矢部川が合流して、下流を射水川といっていた頃−それは今からたった四十年前なのです。 明治の初め、日本はそれまでの武士たちだけがいばっていた古い世の中から、みんなが差別のない新しい世の中へ第一歩をふみだそうとしていました。 日本だけの古いきゅうくつな社会の仕組みを打ちやぶり、世界の国々への仲間入りをしようとしていた時なのです。 会議が開かれ、新しい学問が育てられ、工場がたち、学校が開かれました。 汽車も姿を見せ、ひらかれた貿易の自由の中で煙をはく汽船も見られるようになりました。 こういう世の中の大きな動きの中にあり、伏木は古い昔からの小さな船着場として、世の中から、さびしくとりのこされようとしていたのです。 (註)二上山より撮影 |