NAT > 100PJ > 小沢スライド目次 > 越中万葉の風景> 越中万葉の風景の歌


越中万葉の風景の歌

※番号は万葉集の歌番号

渋谿(しぶたに) 現在の雨晴海岸です。今でも海越しの立山連峰を見渡せる絶景の場所です。
 
 3954番 馬並めて いざ打ち行かな 渋谿の 清き磯廻に 寄する波見に
          馬を並べてさあ出かけようじゃないか。
          渋谿の清らかな磯に打ち寄せている波を見に。
  
3986番 渋谿の 崎の荒磯に 寄する波 いやしくしくに 古思ほゆ
          渋谿の崎の荒磯に寄せる波のように、なおもしきりに昔が思われる。


勝興寺(しょうこうじ)
万葉歌人大伴家持がいた頃の越中国庁(現在の県庁にあたるもの)があったと推定されている場所で、現在は重要文化財指定を受けているお寺です。境内には立派な越中国庁趾があります。国庁でおこなわれた新年の参賀では、家持はほよ(ヤドリギ)に托して年始めの言祝ぎをしました。
  4136番 あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは 千歳寿くとそ


越中の冬
大伴家持は、越中に赴任してきた年のはじめての冬に大病を患いました。きっと故郷の奈良より寒かったのでしょう。また、別の年には、大雪を腰でかき分けながら新年の祝賀の宴に参加したことも歌にしました。
  4230番 降る雪を 腰になづみて 参ゐて来し しるしもあるか 年の始めに


NAT > 100PJ > 小沢スライド目次 > 越中万葉の風景> 越中万葉の風景の歌