| NAT 100PJ 小沢スライド 万葉集のスライド もみち |
||
![]() |
![]() 撮影:小沢昭巳 |
|
| 大きな画像 琴の演奏(MP3型式) 朗読のみ(MP3型式) BGM付朗読(MP3型式・503KB) |
||
| 〓よみかた〓 このしぐれ いたくなふりそ わぎもこに みせんがために もみちとりてん さくしゃ・くめのひろなわ まき十八 4222ばんか この時雨 いたくな降りそ 我妹子に 見せむがために もみち取りてむ 作者・久米広縄 巻十八・4222番歌 |
||
| 〓大意〓 このしぐれ、ひどく降るなよ。私の愛妻に見せるために紅葉を取るので。 |
||
| 〓解説〓 天平勝宝(てんぴょうしょうほう)2年(750)の旧暦9月3日に行われた宴で詠まれた歌のひとつ。時雨(しぐれ)に散る色づいた葉を惜しむ歌。「な〜そ」で禁止をあらわし、「降らないで」という意味になる。 作者は久米広縄(くめのひろなわ)。久米広縄は、越中国の掾(じょう)だった大伴池主(おおとものいけぬし)が越前国に転任した後に、掾となった人物。 |
〓植物・もみち〓 秋に葉が紅葉すること。あるいは、紅葉した葉のこと。秋の季節感を代表する風物である。 万葉集では、秋の葉の色づきを「黄葉」と書くものが多く(「紅葉」と書く例も少ないがある)、「もみち」(「ぢ」と濁らない)といった。 |
|
| 〓用語〓 ●掾(じょう) 国司(こくし・国の役人、今の県の職員相当の職)の3等官の位のこと。当時は、都から派遣され、任にあたった。 ●我妹子(わぎもこ) 万葉集にみられる「妹」という言葉は、姉妹の妹の意味ではなく、男性が、恋人・妻・妹など、親しい女性を呼ぶ時につかう言葉。「我妹子」は、「我が妹子」が縮まった形で、私の愛しい女性、すなわち妻や恋人・妹などをいう。この場合の「子」は親しみの表現。 |
||
| ページの冒頭 | ||